５５回目は

騙される

「騙されたと思ってやってみて」
こんなフレーズを聞いた事がありませんか？
一度や二度はあると思います。

「みなさんは騙されましたか？」
どうでしょう？騙されなかった方の方が多いかもしれません。

今日の「騙される」は「今、自分が信じているものの中で」が前提です。
何も見境なく騙されるという事を言っているわけではありません。

では、騙されるとは実際どういう事なんでしょう？
「偽物」を「本物」であると思い込むように仕向けるること。本物であると偽って偽物を買わされ、つかまされるること」のようです。
「思い込むように仕向けられる」。ここら辺が核心部分でしょうか。

人は未知のものと遭遇すると、様々な感情を元に様々な事を連想します
ワクワク、ドキドキ、恐怖、楽しみ、その先の事、効果等々。
やるか、やらないか？ここで葛藤が生じます。
実際は安心できるのか？損害があるのか？損得も絡んでくると思います。

「騙されたと思ってやってみて」はだいたいこのようなシチュエーションで出てくるフレーズです。
ここですんなり進む人もいますし、躊躇してしまう人もいます。
では、躊躇する理由は何か？
「目的が明確ではない」。「損得でやっている」。「自分の事にフォーカスが当たりすぎている」。
ここら辺になると思います。

目的がなければ、エネルギーが生まれず、未知に対する妄想的な恐怖に打ち勝つ事はできません。
損得でそろばんを弾いているという事は、「やりたい事でない可能性が高いです」。
やりたい事であれば自然と体が動いていきます。
皆さんもそんな経験がある筈です。
そして、自分の事ばかりを考える。これはイコール自分の視野を狭める行為
つまり、解決策や新しい気づきを自ら遮断する行為　です。
それぞれが解消できない限り前に進む事は出来ません。

つまり、「騙されないぞ」も自分で創り出した、前に進まないための理由でしかありません。

では一体どうしたらよいのか？
「少しだけ手をつける」少しだけ行動してみることです。
脳が臆病なのは人類共通の機能です。あなただけの特徴ではありません。
その中で前に出る出ないの差になっているのは、
そんな恐怖の中でも出した「一歩の数です」。１歩２歩ならたいした差にはなりません。
ただ、それが１００、２００となれば大きな差になります。

もちろん危険な行為であって騙される事はない方が良いです。
ただ、自分の未来を変えるためなら、少しでも興味があるなら飛び込んでみましょう。
その飛び込んだ経験の数々が人生を変えるピースになっていきます。

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。